電力インフラの維持・改善(パラオ、2017-18)
<お客様の業種・規模>
技術コンサルティング業(大企業)
<お客様の2つのニーズ・お悩み>
- 電力インフラ計画時の環境影響評価の専門家がいない
- 電力インフラ開発の悪影響が及ぶ可能性がある利害関係者から意見を集めたい
<支援内容>
- 国際的な基準・手法に則った環境・社会影響評価の実施
- 現地の環境許認可機関に、環境影響評価での要対応事項や手続きを確認
- 現地の利害関係者からインフラ開発に関する意見を聴取する集会を開催
<サポート期間>
約8ヶ月間
<支援成果>
- 環境許認可機関の要求事項を満たす分析データ・資料の作成
- 利害関係者の意見を踏まえたインフラ開発計画の改善提案
レポート
人々の生活を支えるライフラインとして、
電力は欠かせないものとなっています。
安定的な電力供給のためには、
定期的なメンテナンスや設備の更新、
故障や災害時に備えたバックアップの電源や送電ルートを確保など、
インフラの綿密な計画と定期的な整備・更新が欠かせません。
ただし、インフラの開発が
自然環境や社会に負の影響を及ぼす場合もあるため、
計画の段階から環境や社会への影響を十分に見極めるとともに、
できる限り負の影響を回避・緩和できる計画に改善していくことが求められます。
本事業では、
計画段階で想定できる環境や社会への影響を洗い出すと共に、
資料やデータの収集、動植物や自然環境の保全に取り組む関係者へのインタビュー等を通して、
環境社会影響の評価と対応策の検討をし、
さらにはインフラ計画への改善提案などをお手伝いしました。