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2022年アフリカ開発会議(TICAD8)開催国・チュニジアからの現地レポート

この記事は、アフリカをターゲットとした販路開拓や海外企業との協業等を検討されている、経営者や事業責任者の方にお伝えしたい情報です。

2022年8月開催予定のアフリカ開発会議(TICAD8)開催国であるチュニジア。

チュニジア在住の弊社スタッフSが、チュニジア北部・南部両方での居住経験をもとに、工業・人材・食・生活・美容など多種多様なチュニジアの魅力を、様々な角度からご紹介していきます。

1.チュニジアの概要

チュニジアは北アフリカのちょうど中央に位置する国で、北は地中海の中央に面し、観光シーズンにはイタリア、フランスをはじめヨーロッパから多くの観光客が訪れます。

小国でありながら、首都チュニスが位置する北部は地中海性気候、中部は半乾燥気候、南部は砂漠性気候と、狭い国土で全く違った気候と風土を楽しむことができます。

また、アラビア語とフランス語を交えたチュニジア語を操る国民性であり、外からはなかなかチュニジアの実態というものが見えてこないかもしれません。

まずは、チュニジアが抱えている様々な文化的背景からご紹介します。

2.アフリカ大陸の中でのチュニジア

その昔、チュニジア一帯とアルジェリア東部からリビアの首都トリポリまでの西部は、「イフリーキーヤ」と呼ばれていました。さまざまな諸説はあるもの、今の“アフリカ大陸”の語源は実はチュニジアが関係しているのです。

アフリカに位置するチュニジアという国を思い浮かべたとき、どのような国をイメージするでしょうか。おそらく、チュニジアはアフリカ大陸に位置するのだから、典型的な褐色肌の“アフリカ人“という枠組みに当てはめられるのではないでしょうか。

しかしながら、アフリカ、特にマグレブ地域と呼ばれるチュニジアが位置する北アフリカは、サハラ以南の国々と比べ外見もスペイン人、イタリア人のようなヨーロッパ系により近く、フェニキア、古代ローマ帝国の属州カルタゴ、アラブ、オスマン、フランスの支配等の様々な民族が行きかった歴史があり人種が混在しています。

地政学的にも、チュニジアは地中海に面し、古くからサブサハラ以南よりも地中海沿岸や中東の文化、貿易圏に入っていました。なぜなら、広大なアフリカの砂漠を縦断するには1800kmの距離があり、今でこそ物流手段が広がり、空路での貨物輸送も可能になりましたが、昔は強い日差しの中を駱駝に乗って何日にもわたりキャラバン隊として移動するには、頻繁な往来は困難だったからです。

必然的に砂漠に分断された地域の北アフリカとその他のアフリカ諸国の文化、生活圏は変わってきました。その一方で、砂漠を有するチュニジアは食文化や生活面でサブサハラ以南の国々との共通点も持ち合わせています。

3.チュニジア国内で魅力的な各地の紹介

首都チュニスの位置する北部は、一年を通して温暖で過ごしやすく、果実類も豊富で北東部はオレンジやブドウの産地として知られチュニジア産ワインも生産されています。

加えて、フランス文化の影響を色濃く受けたマルサの町では、欧州からの観光客ともにビーチで海水浴を楽しむ文化が根づいています。クラブやバーなど飲酒可能な場所もあり、アメリカのKFCやフランスのカルフールなどの商業施設、日本食レストラン、アジア食品店も展開されており、購買意欲の高い富裕層、各国からの観光客、駐在員、留学生で賑わいを見せています。

また、北西部の山々では毎年冬になると雪景色が広がり、北西内陸部はローマ時代より穀倉地帯で、この国の主食の原料である小麦粉の生産で知られています。

北部から東部、南東の沿岸にかけては地中海が広がり、各海岸では多くのホテルが軒を連ね観光リゾート地として栄え、欧州市場への玄関窓口となる商業港としての役割も果たしており、近年日本企業も物流拠点として検討しています。さらに、南部ガベス湾からは国の約40%の漁獲量を占める海の幸が多くもたらされます。

中央内陸部から南部一帯は、この国を代表する高品質のオリーブとなつめやしの実(デーツ)、ハーブ類が自生する土壌環境、砂漠の観光資源、鉱物資源など様々な顔をもっています。特に、デーツは北部では栽培が難しく南部地域の特産品としての地位を確立しています。

以上のように、チュニジアは南部に砂漠や栄養価の高い特産品もあれば、果樹栽培が盛んな北部、工業地帯のある中部など、一括りにするには豊富すぎるほどの魅力が隠されています。

次回は「チュニジア各地に展開する日本企業展開のポテンシャル」についてご紹介します。

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